真田幸村の謀略:父の遺志を継ぎ 家康の首を取る【邦画名言名セリフ】
映画「真田幸村の謀略」を観ましたので、レビューします!
真田幸村の謀略 | |
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監督 | 中島貞夫 |
脚本 | 笠原和夫 松本功 田中陽造 中島貞夫 |
ナレーター | 小松方正 |
出演者 | 松方弘樹 あおい輝彦 片岡千恵蔵 萬屋錦之介 |
音楽 | 佐藤勝 |
撮影 | 赤塚滋 |
編集 | 市田勇 |
製作会社 | 東映 |
配給 | 東映 |
公開 | 1979年9月1日 |
上映時間 | 148分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 7億円[1] |
【真田幸村の謀略:内容紹介】※ウィキペディアより引用
1979年9月1日に公開された東映製作・配給の日本映画。
東映発売のパンフレットに所載の「解説」によれば、『柳生一族の陰謀』『赤穂城断絶』に続く東映大型時代劇の第3弾として世に送る映画で、製作準備3年余(企画2年、脚本1年余)というビッグ・スケールを誇る待望の戦国合戦絵巻である。
ストーリーは、関ヶ原の戦いで敗退した真田幸村(松方弘樹)が、天下統一の野望を成就しようとする徳川家康(萬屋錦之介)の首を狙って、真田十勇士と共に、さまざまな謀略と行動に打って出るというもの。映画は、慶長19年10月の大坂冬の陣、元和元年4月の大坂夏の陣をクライマックスにして、豊臣勢の潰滅を企る巨大な権力者・家康に挑む真田幸村と十勇士の戦いを謀略、合戦、忍術戦の連続で描いて行く。
篇中、見ものは、幸村の7大謀略と、家康の数多い策略との智と血の攻防戦に加えて、特撮による日を見張るような忍びの術。しかも架空の集団とされている十勇士が幸村の十人の影武者だったというユニークな着想から進展するストーリーが面白い。
また、パンフレット巻末の「製作規模」によれば、劇中に建てられた出城真田丸は、延べ200人のスタッフが9日がかりで、長さ70メートル、高さ8メートル、これだけで3000万円を要している。総製作費8億円。製作日数約2年。エキストラのべ4,000人、馬500頭、鎧700着という。
【真田幸村の謀略:あらすじ】※ウィキペディアより引用
[幸村7大謀略]
真田幸村に指図された霧隠才蔵(寺田農)が名古屋城の徳川家康を急襲。
幸村は家康に追われ諸国に散っている草の者、忍びの者たちを、猿飛佐助(あおい輝彦)の案内によって集める。
和歌山藩内試射場でフランキ砲の試射視察をする家康を狙う。
大坂冬の陣。幸村、大坂城に出城を作る。真田丸作戦。
豊臣秀頼を煽って、再度、合戦を起こさせる。大坂夏の陣。
幸村のニセ首をつくり、家康本営に持ち込んで、幸村討死のデマを流す。
十勇士のひとりひとりが、幸村となって次々と家康を襲撃。
[家康の暗躍]
家康が名古屋城を造営。天下統一の準備をすすめる。
家康の影武者を使い、真田側の刺客をかわす。
九度山にこもる真田昌幸(片岡千恵蔵)を、猫の爪に仕込んだ毒で謀殺。
豊臣秀頼に二条城での会見を強要。秀頼暗殺に失敗すると、虎による事故死を偽装して、加藤清正(丹波哲郎)を葬り去る。
豊臣秀吉供養のためにつくった梵鐘の鐘銘をめぐって秀頼に抗議。大坂城の明け渡しを要求。
フランキ砲の試射視察の名目で、幸村をおびき寄せ、逆襲。
秀頼側の反逆を口実に、徳川連合軍40万を大坂城へ進める。大坂冬の陣。
冬の陣ののち、秀頼を大和国・法隆寺へ移封することを企てる。
(両者ともパンフレットの宣伝コピーより・一部略)
[「影」の系譜]
幸村と家康の長年にわたる抗争を描くことは、これまでの「真田十勇士の作品」でも行われてきた。
特筆すべきは、中村錦之助(当時)がはなれ猿の佐助に扮して主演した『真田風雲録』が、隕石の地球落下の場面から始まっていることで、それから16年後に製作される本作でも、よほど奇抜な趣向を取り入れる必要があった。
当時の『キネマ旬報』9月上旬号によれば、当初、脚本チームの中心となっていた松本功と田中陽造は、昌幸、信幸と幸村のいわゆる「犬伏の別れ」に焦点を当てて最終的には中島貞夫監督に任せ、それに田中が十勇士、松本にアクションを委ねる予定だったが、まとまりに欠けるものになった。
代わって脚本チームのメインに座った笠原和夫には、ひとつの目算があり、笠原は前記パンフレットでその構想を明かしている。すなわち、十勇士のうち、海野六郎、望月六郎、筧十蔵、由利鎌之助を関ヶ原浪人として、それに山窩である根津甚八、朝鮮王族の従者である三好伊三入道(尹三英)を加えたのである。さらに三好清海入道を朝鮮王族の姫ジュリアおたあの後身であるとした。(史実では清海入道とおたあは別人)
これに、真田家の家臣である霧隠才蔵、小者のせがれである穴山小助と、正体不詳じつはエイリアンの猿飛佐助を加えて、「影」の民衆の代表である新・十勇士の誕生となったのである。
のち、自叙伝に近い『昭和の劇』において、荒井晴彦や絓秀実を相手に笠原は語っている。草の者のルーツをたどっていくと、山窩や忍者集団や河原者ら非農業民に行きつく。戦国大名はほとんどそうだともいう。その血筋である織田信長や豊臣秀吉らは火付け、盗賊の類から成りあがった連中であると喝破している。まともな大名といえば、今川義元が死んだあとは、新田義貞の系統の徳川家康くらいだともいう。
ただ、こうして話を作っていくと、真田幸村をある種高貴でおかしなやつ、いわゆる悪党として描かざるを得ないが、その幸村が草の者から一番遠いという自己撞着が生じ、そのことが笠原自身を悩ませていたともいう。
【真田幸村の謀略:キャスト】※ウィキペディアより引用
【真田幸村の謀略:名言名セリフ】
1.真田幸村役松方弘樹の名言名セリフ
→「目指すは家康ただ一人 他のものには目もくれるな」
→「父の遺志を継ぎ家康の首を取る」
→「家康 覚悟」
2.徳川家康役萬屋錦之介の名言名セリフ
→「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前(りん・びょう・とう・じゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)」
【真田幸村の謀略:個人評価=★★★★★】
★★★★:早めに観るべき‥観る人だれにでも何かを与えてくれる大事な映画
★★★:まあ観ても良し‥観る人によっては全く意味を持たない普通の映画
★★:観なくても良し‥単に時間だけを浪費してしまう可能性が高い映画
★:観てはいけない‥観た後に非常に残念な気持ちを感じてしまう映画
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